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どこにかかるか、ちゃんと書けてる?

・僕は元気です
・今日は晴れています。

 主語と述語だけの文章だと、言いたいことが確実に相手に伝わります。「僕=元気」だし「今日=晴れ」なんです。このように、文中において主語と述語はしっかりとかかっていなければなりません。「=」で結べなくては「かかり」は成立しないのです。ところが文章が少し長くなるとどこに何がかかっているのかわからなくなる、おかしな書き方になってしまう人がいるものです。あなたの文章をしっかりとチェックして、「かかり」がちゃんと正しいかを見極めてください。
 例として小学校の卒業式の思い出話をさせていただきます。卒業生は卒業証書をもらったあと、マイクで自分の夢や、中学生になってからの抱負を語るのですが、

・僕の将来の夢はサッカー選手になりたいです。

 という子が何人かいたのです。Jリーグが始まって、カズやラモスが大活躍していたときですから、当時のサッカー人気たるやそれはそれはすごいものでした。
 さて、この文章、かかりがおかしいですよね。

「僕の将来の夢は〜なりたいです」だと文法的におかしいのです。「将来の夢は」と言った以上、次に来るのは具体的な夢の内容であり、「サッカー選手」だとか「野球選手」、または「幸せになること」という名詞でなくてはなりません。
 正しい言い方は

・僕の将来の夢は、サッカー選手になることです。(夢=サッカー選手)

 もしくは

・僕は将来、サッカー選手になりたいです。(僕=サッカー選手になりたい)

 になるのです。
 他にもつい先日こんなことがありました。僕のかみさんの話なのですが、彼女は決して文章が上手というわけではありません。むしろ下手くそです。そんな彼女がエコポイントの申請のために保証書を送った際に添えた文章を読んでみてください。

・保証書の住所が違うのは、4月末に入籍するので新居の住所になっていますが、まだ入籍前なので実家の住所にしています。

 これだけ読むとなんのことやらさっぱりです。説明させていただきますと、「テレビを購入した際、保証書には二人で住む新居の住所を記載したのですが、現在は入籍前なので、実家の住所でエコポイントの申請をしている」ということなのです。
 かみさんは保証書に書いた住所と、現住所が違う理由を説明したかったらしいのですが、一文に対して情報量が多すぎるのと、かかりの関係がうまくいっていないため、読みにくいし、理解もしにくい文章に仕上がっています。これも

・保証書の住所が違うのは、4月末の入籍に備え、新居の住所を記入したためです。現在はまだ入籍しておらず、戸籍は実家のままなので、申請は実家の住所から行なっています。

 くらいが妥当でしょう。情報量が多い一文は文章の数を増やしてやればいいのでしたね。

「保証書の住所が違うのは」と書くと、そのあとの正しいかかりは、理由を表す「〜からです(だからです)」だとか「〜ためです」といった文言になります。例文に戻りますが

・保証書の住所が違うのは、4月末に入籍するので新居の住所になっていますが、まだ入籍前なので実家の住所にしています。

 これだと「住所が違うのは」の部分にかかる、理由を説明するための言葉「からです・ためです」がありません。そのため、リフォーム後のように「〜から・〜ため」を用いて「かかり」を正してやるか、いっそのことその部分を省いて「4月末に入籍するため新居の住所を記入していますが、まだ入籍前なので申請は実家の住所から行なっております」と短くしてやるのが良いでしょう。