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文章は短く、が基本

文章の添削をしていたときに、本当にあった文例をご紹介します。

 今は友達なのですがその彼女と別れた原因が彼女が高校3年のときに予備校で知り合った人で、今は僕と彼女は大学1回生なので前に知り合った人なのですがつい最近その予備校で彼女が知り合った人から電話がかかってきたらしくその人は男でサッカーをやっている人で彼女が病んでいたときに知り合ったと言っていたのですが、その男と彼女は共感できることが多いと彼女は言っていました。

 まあもともと上手な文章ではないのですが、これだけの長い文章を一文にまとめてしまうと、もう何が何やらわかりませんよね。一文とは、もちろん書き出しから「。」までのことをいいます。
 具体的な決まりはないのですが、一文が持てる情報量には必ず限界があるものです。以下の文章は、私が書き換えたものなのですが、文章の情報量を考慮して、四文にしてみました。

 彼女と別れたのは、彼女が高校3年のときに予備校で知り合った人が原因です。
 今、僕と彼女は大学1回生なのですが、つい最近その人から電話がかかってきたらしいのです。
 その人は以前、サッカーをやっていたそうです。
 彼女が病んでいたときに知り合ったらしく、彼とは共感できることが多いと言っていました。

 言いたいことはこれで伝わったのではないでしょうか。たくさんの情報を一文に無理やり凝縮すると、「〜で、」や「〜が」を多用しなくてはならなくなります。そうなると濁点が耳に残る文章になってしまうし、結局何を伝えたいのかがまったくわからなくなってしまうのです。何がいいたいのかわからないまま、読み手が疲れてしまう文章は良い文章とはいえません。
読みやすい文章は、一度読めば大体伝わりますし、もしもわかりにくいところがあっても、再度読み返してもらえます。逆に読みにくい文章は、一度読んだだけでは伝わらないうえに、二度と読み返してはもらえません。文章はわかりやすく短めにが基本です。

この例文にはいくつの情報があるのか数えてみましょう。

1.今は友達。
2.彼女と別れた。
3.原因は彼女が高校3年のときに予備校で知り合った人。
4.今は僕と彼女は大学1回生。
5.相手は前に知り合った人。
6.最近その人から電話がかかってきた。
7.その人は男でサッカーをやっている。
8.彼女が病んでいたときに知り合った。
9.その男と彼女は共感できることが多いと彼女は言っていた。

一文に9個の情報はいくらなんでも入りきりません。
だから文章を分けることで、一文が担当する情報を少なくしてやるのです。そうすると文章は見違えるようによくなります。
さらには不要な文章を省いてやることも大切です。もともと9個あった情報ですが、添削の時に「今は友達」という情報が減っています。
大した理由はありません。別れたという情報だけで充分だろうという判断です。
 サッカーをやっているという情報もまったく関係ないので、これだけの文章なら不要なのですが、文章の後半にサッカー話が出てくるかもしれないので残しておきました。

 書き方次第では情報を詰め込むこともできるかもしれませんが、通常は1〜2個。多くても3個情報をつめれば一文はもうおなかいっぱいだと思ってください。