「から」を「ため・ので」に

・英語を勉強したかったから、私は英会話の本を買いました。

 最近はブログが活発になってきて、普段しゃべっているような口調で文章が書かれることが多くなりました。
 こうやって僕が書いている文体もそうですが、これを論文や企画書で使っていたら即アウトです。読んですらもらえません。
 このHPを見ている人はおそらく「ブログを上手に書きたい!」ってわけじゃなく、企画書や論文のために文章を上達させたいという理由がほとんどでしょうから、やはりしゃべり口調で文章を書いてしまってはいけません。 しゃべり口調(=口語体)を文語体に代える必要があるのです。
 その代表的なのがこれ。「から」を「ため」とか「ので」に代えてやる方法。

・英語を勉強したかったので、私は英会話の本を買いました。
・英語を勉強するため、私は英会話の本を買いました。

 どうですか? 「から」を使うより丁寧になったと思いませんか?
「ため」の方は少し文章を変えています。しかし、文章の意味や伝えたいことに関してはさほど変化はありません。この文章書き換えこそが、文章リフォームの基本です。